2018年7月5日木曜日

【ルール】準決勝:Space Master

予選1・2位が合流し、いよいよベスト8の戦いです。
前回のアンケートで多数の高評価を頂いた形式がバージョンアップして帰ってきました。
(前回からの変更点には下線部を引いています)


準決勝:Space Master [4→1]

・4人で行う早押しクイズ。全員0ポイントからスタートする。

・各選手には、それぞれ(準々決勝免除者)・(準決勝1位通過)・白(準決勝2位通過)・(準決勝3位通過)の色が割り当てられる。得点が同点の場合は、赤>緑>白>青の順に上位として扱う。

・このクイズでは、図1のように配置された37枚のパネルを使用する。
図1 Space Masterで使用する37枚のパネル 

・正解すると、「ターゲットパネル」を自分の色に染めることができる。
「ターゲットパネル」は、最初は図1の1番のパネルであり、以降パネルが埋められていく(=正解者が出る)たびに2番、3番、…と時計回りに移っていく。

・各パネルには「アタッチ数」が定義される。
これは、「そのパネルに隣接している複数枚のパネルのうち、そのパネルと同じ色のパネルの枚数」である。

・試合中は、図1のようにパネルの番号は表示せず、各パネルのアタッチ数と次のターゲットパネルを表すマークが表示される。
図2は、試合展開の一例である(◆マークは、現時点でのターゲットパネルを表す)。
図2 試合展開の一例
・各パネルには(アタッチ数+3)ポイントの得点が与えられる。

図2の場合、各選手の得点は以下の通りである。
:3p×4枚+4p×4枚=28pts.
:3p×3枚+4p×2枚=17pts.
白:3p×0枚+4p×2枚+5p×2枚+6p×2枚=30pts.
:3p×2枚+4p×2枚+5p×1枚=19pts.

誤答時は、(N+2)問休み。
ただし、Nは「現在のターゲットパネルの周囲にある、誤答者の色のパネルの枚数」である。

図2の場合、誤答したときの各選手の休み数は以下の通りである。
:3問休み
:4問休み
白:3問休み
:2問休み

・試合中に、ある色について「その時点でまだ残っているパネルをその色が全て獲得したとしても、暫定一位の色に追いつけない状態」が成立した場合、その色は失格となり、以後の解答権が消失する。

・1人を除いて失格となる(=1位が確定する)か、試合開始から20分経過したら試合終了。得点の最も高い色の選手1名が決勝進出となる。

【前回からの変更点】

・誤答罰:3回休み→(2+ターゲットパネルのアタッチ数)休み
・試合終了条件:15分経過→20分経過

【コメント】

連答力が鍵を握るクイズ形式というのはよくありますが、この形式は、連答だけでなく、もっと過去の自分の正解までもが大量得点に繋がりうる形式です。
このクイズは、「外周の18枚」という前半戦と「内側の19枚」という後半戦に分けられます。
前半戦では、ただの連答でしかアタッチ数を稼ぐことはできません。しかし後半戦からは、常に(自分を含めた)誰かが既に埋めたパネルが隣接している場所がターゲットとなります。すなわち、1問1問において「ここで正解して点数を伸ばしたい」もしくは「この人に正解させてはいけない」といったことを意識せざるを得なくなります。

また、今回は誤答罰にもアタッチの概念を取り入れました。すなわち、ターゲットパネルの周囲に自分のパネルが1枚以上ある場合、ポイントを稼ぐチャンスでもありますが、誤答した場合の休み数が増加するリスクも発生いたします。

このルールのもう一つの醍醐味は、勝利の見込みがなくなった選手に対して突然下される失格通知です。このとき、得点表示画面に映る名前が突然黒く染まります。
だんだんと選手が減っていくと、最上位を走るプレイヤーにとっては少し脅威となります。なぜなら、失格制度がない場合、トップ選手にとって、「勝てないことが確定した下位の選手たち」は、自分を追う選手の逆転を阻止するための味方となるからです。
『アタック25』では、「トップ争いが僅差であるゲーム終盤で、最後に3・4位の解答者が最後のパネルを獲得して、1位だった人がそのまま優勝する」というケースがありますが、このとき、1位の人にとって3・4位の人は味方となっているわけです。
しかし、このルールではそれは起こりえません。トップの選手にとって、下位選手という名の味方はどんどん減っていく存在です。最後は自分の力で決勝に駒を進めてください。

なお、この準決勝まで進むと、一心精進にお名前が掲載されます。

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